(1)　衣食住に用いられるもの

例えば、衣服装身具、飲食用具、光熱用具、家具調度、住居等

(2)　生産、生業に用いられるもの

例えば、農具、漁猟具、工匠用具、紡織用具、作業場等

(3)　交通、運輸、通信に用いられるもの

例えば、運搬具、舟車、飛脚用具、関所等

(4)　交易に用いられるもの

例えば、計算具、計量具、看板、鑑札、店舗等

(5)　社会生活に用いられるもの

例えば、贈答用具、警防、刑罰用具、若者宿等

(6)　信仰に用いられるもの

例えば、祭礼具、法会具、奉納物、偶像類、呪術用具、社し等

(7)　民俗知識に関して用いられるもの

例えば、暦類、卜占用具、医療具、教育施設等

(8)　民俗芸能、娯楽、遊戯、嗜好に用いられるもの

例えば、衣裳道具、楽器、面、人形、玩具、舞台

(9)　人の一生に関して用いるもの

例えば、産育用具、冠婚葬祭用具、産屋など

(10)　年中行事に用いるもの

例えば、正月用具、節句用具、盆用具など

2　前項各号に掲げる有形の民俗文化財の収集で、その目的、内容が次の各号の1に該当し特に重要なもの

(1)　歴史的変遷を示すもの

(2)　時代的特色を示すもの

(3)　地域的特色を示すもの

(4)　生活階層の特色を示すもの

(5)　職能の様相を示すもの

3　他民族に係る前2項に掲げる有形民俗文化財又はその収集で、生活文化との関連上特に重要なもの

附則

附則(昭和51年7月21日教委告示第7号)